カオス・スタンダード

カオス・スタンダードとは

基本的な動かし方・デッキの作り方は、旧制限(2004-09~2005-02)時代のカオス・スタンダードをご覧下さい。引き続き、強力なデッキジャンルとして健在しています。

3月1日の制限改定で受けた影響

モンスターでは《魔導サイエンティスト》の禁止もそうですが、これはほとんどのデッキが影響を受けているので差はないでしょう。カオスが大打撃を受けたのは《異次元の女戦士》の制限です。 攻守にわたりカオスの基盤を支えてきた光属性の戦士がいきなり1枚制限を受けてしまったことで、その基盤が今非常に不安定な状態にあります。新たに代替出来るカードを用意する必要がありますが、《異次元の女戦士》は攻撃でも守備のどちらでも存在感を発揮していたカードであり、そのカードの代わりを探せというのは不可能に近いです。 そこで考えられるのは以下のパターンです。

今まで万能であった光属性のスペースですが、それを担っていたのはひとえに《異次元の女戦士》のおかげでした。それが規制されたということは、今後光属性の役割を攻撃役にするのか、守備役にするのかというところから決める必要があると思います。

《サンダー・ドラゴン》型にした場合、速いスピードで光属性を墓地に集める事ができるのがメリットです。《天使の施し》や《ライトニング・ボルテックス》、《洗脳-ブレインコントロール》との相性も良く、相手の《いたずら好きな双子悪魔》の被害を和らげることもできます。その反面、初手に2枚以上このカードが来てしまうだけで「手札事故」状態に陥りますし、場に出してもほとんど役に立たないなど、メリットに等しいだけのデメリットがあるのが難点です。運に自信がある人向けのチョイスと言えるでしょう。

攻撃型にした場合、今までどおり《増援》を軸とし続ける事が出来るので、状況に応じたサーチをできるのが便利です。しかし何度も言うように《異次元の女戦士》が減っているため《増援》からの除去力が大幅に低下しているのが気になります。カオスという都合上《D.D. アサイラント》は多く積めませんし、汎用性が落ちているところが気になるところです。

《聖なる魔術師》型は《天使の施し》《いたずら好きな双子悪魔》が戻ってきているため、一概にただの守備とは言えないでしょう。手札差で優位に立ちながら、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を待つことが出来るので非常に便利です。《心変わり》が禁止されたので相手に奪われて流れを一気に持っていかれるというパターンも減少しました。反面《抹殺の使徒》などで的確に除外されながら戦われてしまうと、素材も溜まらず、状況もよくならず…と何も出来なくなる危険性があるので注意です。

どのようなモンスター構成にするか個々の好みやプレイスタイルに依存すると思います。スタンダードの中だけでもこれだけの構築パターンが生まれているので、最良の手を模索していくのが楽しい時期といえます。

魔法・罠が受けた影響はあまりありません。《苦渋の選択》《心変わり》が禁止されましたが《天使の施し》と《聖なるバリア-ミラーフォース-》が戻ってきているので、入れ替える形でほぼ代替できるでしょう。《悪夢の蜃気楼》系ドローカードを入れていた場合は大幅な入れ替えが必要ですけれど。

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