《タイムカプセル》で適切な魔法をサーチし、それを《連続魔法》で二倍にして発動しようというコンセプトで組まれたデッキです。レンハンとは「連続魔法ハンドコントロール」の略称です。
勢いのある大量ドローや大量ハンデスでアドバンテージをつけることができるのが大きな特徴です。
デッキからカードを1枚選択し、裏側表示でゲームから除外する。発動後2回目の自分のスタンバイフェイズにこのカードを破壊し、除外されたカードを手札に加える。
自分の通常魔法発動時に発動する事ができる。手札を全て墓地に捨てる。このカードの効果は、その通常魔法の効果と同じになる。
まず《タイムカプセル》や《聖なる魔術師》を使って《強欲な壺》や《いたずら好きな双子悪魔》のような強力な通常魔法と《連続魔法》の2枚が手札に揃うようにします。足りないほうを《タイムカプセル》や《聖なる魔術師》で手札に入れてください。そしてカードが揃った時、《強欲な壺》にチェーンする形で《連続魔法》を発動すればOKです。その際に支払うコストは1回分でよいので、《いたずら好きな双子悪魔》+《連続魔法》の時は1000ライフの消費で相手の手札を4枚捨てさせる事ができます。
代わりに《連続魔法》には手札を全て捨てるコストがあるため、上記のコンボ以外に手札を1枚以上持っていないと発動する事ができません。しかしそのコストは《深淵の暗殺者》や《キラー・スネーク》を捨てれば十分に補う事ができるため、そこまで重いコストではないでしょう。特に《深淵の暗殺者》は《聖なる魔術師》を手札に戻すことが出来るので、そこからまた《強欲な壺》や《いたずら好きな双子悪魔》を発動してアドバンテージをつけていくことができます。
キーカードとなるこの2枚を守る事ができなければ、レンハンのコンボは成立しません。特に《強欲な壺》をサーチしていた《タイムカプセル》が破壊されてしまったら、もうそのデュエル中では《強欲な壺》を使う事ができなくなってしまうため、《連続魔法》の威力が大幅にダウンしてしまいます。重要なカードを《タイムカプセル》でサーチしている場合、全力で守らなければなりません。
そこで役に立つのが《神の宣告》や《マジック・ジャマー》といったカウンター罠カードです。これらで相手の《大嵐》や《サイクロン》を無効化することで、安全なサーチを可能にしています。また《魔導戦士 ブレイカー》も恐ろしい存在ですので《落とし穴》や《奈落の落とし穴》、《天罰》といったカードを使って効果を発動させる前に墓地に送る工夫が必要です。
上記の通り《タイムカプセル》と《聖なる魔術師》を潰されてしまうとまずいです。魔法をデッキから素早く呼び出し、そしてそれを何度も発動するのがレンハンデッキなので、その核となるカードをいかに使い続けられるかが勝負の分かれ目となります。
レンハンデッキを相手とする場合は《砂塵の大竜巻》などを用いて的確に《タイムカプセル》を破壊する必要があるでしょう。